【神道大辞典】アイガハチマンジンジャ

アイガハチマンジンジャ
相賀八幡神社
和歌山県伊都郡紀見村胡麻に鎮座。郷社。誉田別尊・足仲彦尊・気長足姫尊を祀る。本社には本来八幡宮にして、社蔵正平二十一年鳥居額の銘を按ずるも吉野朝以前の古社である。蓋し地方の豪族坂上氏の勧請に係るものの如く、同氏の此の地を領するや、本宮石清水の祭式を以て神事を行い、尊祟極めて篤かった。降って江戸時代に至っても相賀荘の大社として、又十一箇所村の鎮守神として、崇敬された。

【神道大辞典】アイウズナイ

アイウズナイ
相宇豆奈比・相于豆奈比
後には「相諾」の字を当てて、「ウベナフ」「ウケガフ」と同義に取っている。本居宣長は「ウヅ」を珍御子(うづみこ)、宇頭乃幣帛(うづのみてぐら)の珍又は宇頭と同じく、麗しくめでたき意、「ナヒ」は名詞を動詞にする時の添加語尾で、要するに「ウヅナフ」とは神が賞美して祷意を納受まします事を意味すと解している。『祝詞講義』も略略同意である。和銅元年正月十一日、元明天皇改元の宣命に「此物(和銅)者天坐神地坐祇乃相于豆奈比奉、福波倍奉事爾依而、顕久出多留賓爾在羅之」とある外、『萬葉集』巻十八に「天地乃神、安比宇豆奈比、皇御祖乃、御霊多須気弓」とある。大嘗祭祝詞に「皇神等相宇頭乃比」とあるのは転訛であろう。